行政権と司法権

司法権は当事者間の具体的な権利義務に関する紛争に対して、法を適用することによって解決する国家の機能のことであります。法解釈によって国民の基本的人権を守り、安全な社会を維持していくために司法権の役割は大きいです。
司法権は独立が確立されていますので、公明正大な裁判を行うことができます。同じく裁判官も憲法と法律のみを基準として判決を出しますので独立が保障されています。
国会には裁判官の罷免に関する弾劾裁判を行う権限がありますが、行政権を持つ内閣は最高裁判所長官の指名や裁判官の任命を行うことが出来ます。逆に司法権をもつ裁判所は内閣に対して命令や規則、処分などが憲法に違反していないか審査します。
司法権は立法権を持つ国会に対しても、違憲立法審査権を発動することが出来ます。また、内閣と国会の間でも内閣総理大臣の指名や衆議院の解散を決めるなどの相互作用があります。
このように国会・内閣・裁判所の持つ権力がそれぞれ行き過ぎないように、お互い抑制しあっているため均衡が保てています。
しかし司法権には限界があり、国会や内閣の権利に対して司法審査が行えないことがあります。自立的法規範をもつ社会や組織の内部紛争に関しては、内部規律の範囲内である限り当事者の自治に委ねられるとされています。

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