立法権と司法権

国家の権利である司法権は、民事事件や刑事事件を法を適用することによって解決する権利のことであります。紛争の解決のために利用されるので実際に行使するのは裁判所になります。これは憲法の第76条1項に全ての司法権は裁判所に属すると定められている通りで、これによって司法権の独立が確保されています。さらには司法権の行使について第76条3項に裁判官は憲法及び法律のみに拘束されると記載されており、裁判官の独立性も確保しています。
憲法ではさらに、裁判官が外部からの干渉や司法内部の命令によって罷免されたりすることのないように身分保障の規定を設けています。しかしこの身分保障によって裁判官のひとりよがりな判断に支配されないように、裁判官を辞めさせるか否かの弾劾裁判の制度を設けています。裁判官を罷免するかどかは立法権を持つ国会に権限があります。弾劾裁判を行うときは国会内に弾劾裁判所が設けられます。逆に司法権を持つ裁判所は国会が制定する法律が憲法に違反していないか判断する権限をもっています。この権限を違憲立法審査権といいます。
このように国家権力の行き過ぎを防ぐ為に、お互いが抑制しあって均衡を保っているのであります。

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