裁判官が独立した地位である必要性

裁判官というのは、憲法や法律といった、誰の目から見ても明らかな基準にもとづいて、公平で・公正な裁判を行い、国民のさまざまな権利を守るという役目を果たしています。そこで、特定の政治家や行政機関などからの圧力を受けて、その公平・公平性が失われてしまうと、国民全体としても大きな損失となってしまうことから、日本国憲法のなかでは、みずからの良心にしたがって、独立してその職務を行うといった立場が特に明文をもって示されています。
また、制度的な担保として、行政機関の手によって意図的に罷免させられてしまったり、在職中の報酬を減額されて不利益な立場に置かれたりすることがないようにという配慮も設けられるなど、他の職種と比べると大幅な身分保障がされているというのも特徴のひとつです。
しかしながら、犯罪行為のように国民を裏切るような行動をした場合には、これを厳しく律することも同時に必要になってくることから、日本国憲法のなかでは、最高裁判所の判事について国民審査で国民が直接的な意思表示ができる制度を、他の場合には国民の代表者によって組織された国会議員が裁判員を務める弾劾裁判所において罷免する制度を、それぞれ設けてバランスをとっています。

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