重要なのは、司法権の独立

民主政治の大原則となっているものは、言うまでもなく三権分立です。

この三権分立とは、立法権、行政権、司法権という三権が互いに独立していて、これらが相互に補い合うことで国政が運営されて行くようにする、というものですが、その最大の眼目は、権力が一箇所に集中してしまう独裁政治となってしまうことを防ぐことにあるわけです。

このことは、もしもこの三権が一手に握られてしまえばどうなるのか、と考えてみればよくわかるでしょう。

国家の法律を作り、それを運用し、その運用をチェックする、という機能の全てが一所に集中した独裁政治となってしまえば、もはや法の適正など保てるわけがありません。

平気で人権蹂躙を行う悪法が作られ、それが行使されて人権蹂躙が行われても、その法をチェックするのも同じ法の作り手であり、行使する者であったなら、これはもはや無法状態と何ら変らないことになってしまうのです。

こうした事態を招かないために、民主政治においては、法を作る者と、その法を運用する者、そして、その法の適正を審査して不当な法であれば正させる者、というように役割分担をさせており、そのようにして権力が一箇所に集中せず、そのバランスが取れるように図っているのです。

このために、法の適正運用を図る司法権は司法府だけが行使できるのであり、立法府にも行政府にも認められてはいないのです。

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